有機フッ素系化合物は、HPPE管を透過しますか。
PFASの中で、新たに水質基準が設けられたPFOAとPFOSは、8つの炭素からなる炭化フッ素鎖にそれぞれカルボン酸(ーCOOH)、スルホン酸(ーSO3H)といった極性基が結合した物質であり、極性のある水とは親和性を示し(親水性)、水に溶ける性質があります。一方、ポリエチレンは、そのような極性基をもたない非極性の物質であるため、極性のあるPFOAやPFOSとは親和性がなく、混じり合わず、ポリエチレン管に接しても壁面から透過することはないと考えられます。詳しくは以下の資料をご参照ください。
参照:有機フッ素化合物のHPPE管への浸透に関する見解